よくあるご質問

インフルエンザワクチンについて

インフルエンザワクチンによる抗体価の持続性はどのくらいありますか?
過去にどのようなインフルエンザウイルスに罹患したのか、予防接種をおこなってきたのかなどにより、免疫の持続については大きく個人差があります。なお2回接種した成績によると、接種1から2週後に抗体が上昇し始め、2回目の接種1ヶ月後までにはピークに達し、3-4ヶ月後には徐々に低下傾向を示します。従ってワクチンの予防効果が期待できるのは、接種後2週から5ヶ月程度と考えられています。
インフルエンザワクチンについて効果的な接種時期はいつですか?
インフルエンザの口内流行期が通常12月から翌年3月頃なので、これに備えて、少なくとも12月中旬までに接種が終了するような接種計画を組むことです。
卵アレルギーの子どもにインフルエンザワクチンを接種してもよいですか?
ワクチンは発育鶏卵で製造されますが、高度の精製により成分が微量しか残りません。
しかし、少量でもアレルギーを引き起こす可能性のある人は、接種に伴う副反応とのバランスを考慮して接種を判断します。

その他のご質問

ヒブワクチンと肺炎球菌の違いは何ですか?
いずれも髄膜炎を防ぐワクチンになります。
髄膜炎とは脳に細菌が混入し痙攣や意識障害をおこし最終的には死亡したり後遺症が残る病気です。
乳幼児の場合、髄膜炎の約6割がヒブ(Hib)、2~3割が肺炎球菌によるものです。
そのため、髄膜炎を防ぐには、それぞれのワクチンが必要となります。
またこの2つの菌は、髄膜炎の他に、肺炎や副鼻腔、中耳炎を起こすこともあります。