メディアで手足口病が大流行と報道されましたが、
実際に当院でも多くのお子さんが受診されました。
手足口病といえば、手や足底に湿疹が見られるのが特徴ですが、今年はいささか違っています。なんと手足以外にも症状が見受けられたのです。
手足の湿疹はそれほどひどくないのに、膝や下肢にかけて発疹がでたり、陰部にも症状が出たりするケースも多くありました。
一方、口腔内の痛みはそれほどひどくなく、例年のように飲めない・食べられないお子さんは少なかったようです。基本的には2-3日で治癒する疾患ですが 発熱で痙攣をおこした患者さんもおいででした。
感染は咽頭分泌物に含まれるウイルスの飛沫感染や便に排泄されたウイルスによる経口感染です。便からのウイルス排泄は症状が消失してもしばらく続きます。感染予防は手洗いが中心となります。
だいぶ下火になりつつありますが、流行は続いていますのでご注意ください。